2015年11月頃から首都圏では等価交換禁止が広まるようです。
- スロット⇒上限5.6枚交換
- パチンコ⇒上限3.57円交換
関西圏ではすでに非等価交換の流れが進んでおり、2015年11月より首都圏、そして関東圏、将来的には全国的にこの流れは続く事でしょう。
もともとパチンコ屋さんと言うのは非等価交換のお店が一般的でした。
非等価交換だと等価交換とどう違うのか?と言うことですが、スロットで例えてみましょう。
遊戯をするためにはコインをお店から借りて遊戯をします。
コインを借りる際は1,000円単位で50枚のコインを借りることが出来ます。
1,000円で50枚のコインを借りることが出来るということは、1枚当たりのコイン単価は「20円」ということになります。
遊戯を終了し、獲得したコインが500枚だったとします。
等価交換というのは1枚当たり20円で借りたコインを、1枚20円で交換してくれることを言います。
なので、獲得したコインが500枚であれば、10,000円を得ることが出来ます。
こんなことをする人はなかなかいないと思いますが、10,000円分500枚のコインを一気に借りて、そのままジェットカウンターに流したとしても、10,000円で交換してくれるのが等価交換です。
非等価交換というのは1枚当たり20円で借りたコインを1枚19円以下で交換してくれることを言います。
※1枚当たりのコイン単価(ここでは19円)はお店によって違います
なので、獲得したコインの500枚を1枚19円で交換した場合は9,500円を得ることが出来ます。
等価交換と非等価交換(1枚19円)のお店で500枚の同じコインを交換した際には、500円の差がつく事になります。
こんなことをする人は絶対にいないと思いますが、非等価交換店で10,000円分500枚のコインを一気に借りて、そのままジェットカウンターに流した場合は9,500円しか得られないので、何事もなく500円の損をすることになります。
10,000円を使った際に、10,000円を得ようと思った時に等価交換のお店では500枚のコインで足りていたのが、非等価交換(19円)のお店では約526枚のコインが必要になります。
なのでお金を使えば使った分だけ損をする仕組みというのが非等価交換になります。
では具体的に非等価交換の流れが進んでいくとどうなるかと言う話です。
非等価交換では、ユーザーが換金した際に今までより得られる金額が小さくなります。
と言うことは、その分お店が儲かることになりますが、逆に考えればその分をユーザーに還元することもできるわけです。
- お店は換金ギャップで利益を出す
- ユーザーは高設定を打つ機会が増えてパチスロ本来のおもしろさを知ることが出来る
この図式が成り立つわけです。
お店が換金ギャップで利益を出せるようになるということは、等価交換が主流の今までのように、「体力のあるお店の一人勝ち」を防ぐことが出来るようになり、中小規模店でもやり方によっては大規模店と勝負ができるようになるわけです。
その結果として、ユーザーはお店の選択肢が増えますし、昔ながらのアットホームなお店から、地域最大級の設置台数をうたい文句にしているお店同士が切磋琢磨して業界を盛り上げて行けるようになるわけです。
また、パチンコやスロットは当たらなければ台のおもしろさはわからないわけで、たくさん当たる高設定を打つ機会が増えるのはとてもいいことだし、遊戯と言う面において本来の姿なのではないでしょうか。
ネットなどではいろいろと言われていますが、個人的にはこの規制こそがパチンコ・パチスロの遊戯人口を増やす一番の方法なのではないかと思っています。
最近では技術介入要素のあるパチスロ機も出てきていますし、非等価交換の流れと共に、遊戯・ゲームとしての攻略要素を持たせた台が多く出てくることを切に願うばかりです。
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