2015年10月よりパチンコマックスタイプの規制強化が行われるそうです。
規制強化の内容はこちら!
弊社がつかんだ情報によると、日本遊技機工業組合(日工組)は3月5日、「のめり込み」対策に関する申合せを決定(※内規変更ではない)。
実質、現行のMAXスペックを開発・発表する自主規制を行なう。
その詳細は次の通り。(1)初当たり確率の下限値を320分の1までとする
※内規上は、400分の1(2)初回の大当たり獲得遊技球数の下限値は、最大獲得球数の3分の1以上かつ600個以上とする
※内規上は、ナシ
注)対象機種は、獲得遊技球数の期待値が6400個を超えるものとする以上に該当しない機種の開店は10月31日までとする。
引用元:パチンコビレッジ
大当たりの確率が、320分の1以下になり、最初の大当たりで600個以上の出玉を出さなければいけない規制強化は、打ち手にとってはいい規制強化になるのではないでしょうか。
というのは、パチンコを打っててホントにがっかりくる、あの突確からの転落で出玉なしの大当たりがなくなるということですからね!
さらに320分の1以下の大当たり確率で当たりやすくなりますしね。
少し話は変わりますが、昔の海物語のスペックってどんなスペックだったか知ってますか?
昔の海物語のスペックはこちらです。
CR海物語3・CR海物語3R・CR海物語3RA・CR海物語3RB
- 大当たり確率
- (低確率):1/315.5
- (高確率):約1/70.1(低確率の4.5倍)
- 賞球数:5(始動口) & 15(始動口以外)
- ラウンド:15ラウンド
- カウント:10カウント
- 確変割合:1/2(50%)
- リミット:100回
引用元:ウィキペディア
昔の海物語は1,000円当たり20回転は回る台ばかりで、多いと1,000円で30回転以上回る台も数多くありましたね。
そして、一回の大当たりで約2200個くらいの出玉があり、まさに遊戯というにふさわしいくらいにパチンコで遊ぶことができました。
現在の海物語のスペックはこちらです。
CR大海物語2MTL
- 大当たり確率
- (低確率):1/309.1
- (高確率):約1/30.9(低確率の10.0倍)
- 賞球数:3(始動口) & 14(始動口以外)
- ラウンド:15ラウンド
- カウント:8カウント
- 確変割合:3/5(60%)※2ラウンド確変含む
- リミット:100回
- 時短:通常大当たり終了後100回転
引用元:SANYO:CR大海物語2MTL
大当たりの出玉は約1480個みたいです。。。
そして、おそらく1,000円当たりの回転数は17回転程度かなと。。。
なぜこんなに違うのかというと、それはホールの換金率に合わせた仕様で台を作っているからだと思われます。
昔のパチンコ屋って、台移動が出来ないのはもちろん、定量制や交換制、ラッキーナンバー制といったホール独自のルールがあり、さらに等価交換のお店もほぼありませんでした。
お店側がこのようなルールを設定することにより、お店は換金ギャップで利益を上げることが出来るようになります。
お店が利益を上げることが出来るということは、その分をお客さんに出玉という形で還元できるようになります。
出玉を還元できるということは、お客さんにより多くの大当たりを提供できるようになり、お客さんはより楽しめるようになります。
このように昔のパチンコ屋さんというのは、良い循環でお客さんを楽しませながら利益を上げることが出来ていました。
こうやって見ると低換金率で交換制のパチンコって改めて素晴らしいと思いませんか?
少しだけ話をそらして、換金ギャップについてお話します。
換金率とは、ホールに借りたパチンコ玉を、ホールに交換してもらう率のことです。
等価交換の場合、1玉4円で借りたパチンコ玉を、1玉4円で交換してもらえます。
低換金率の場合、1玉4円で借りたパチンコ玉を、1玉例えば3円で交換してもらいます。
1玉4円で借りたパチンコ玉を3円で交換するということは、1玉借りる毎に1円の損をする計算になります。
1,000円分の計算だと、250発借りることが出来るパチンコ玉を、750円で交換してもらう計算になります。
このように、低換金率のホールでは現金を使って玉を借りた瞬間にお店に利益が出る仕組みになり、さらに交換制や定量制、台移動が出来ないようにすることによって、お客さんは遊戯をするのにお金を使わなければいけないような仕組みになります。
この仕組みのことを一般的には換金ギャップと言い、この換金ギャップがある事でホールはお客さんに出玉として還元できるようになっていきます。
話を戻しますが、現在のパチンコ業界はユーザーの数がどんどん減少していると言われています。
そして大手パチンコメーカーの倒産といった話も聞かれるようになってきました。
そんな中でも、1パチや0.5パチ、2スロや5スロなどのレートの低いパチンコ・パチスロ台はどのホールも比較的お客さんがついているように見えます。
このような現状を踏まえて、もう一度パチンコ屋さんとは何なのかということをホールのトップが考えていくことが大事なのではないのでしょうか。
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